椿 椿山 軸装戯画目立った傷や汚れなし

渡邊崋山門下の高弟、号は琢華堂。我が家に100年以上保管されていた品です。
どこかに招かれ即興で池の跳ね上がる魚を即興で描いてもらい、ありがたく木箱をつくったのではないでしょうか？（墨と朱墨はどこにでもあったでしょう）

椿椿山（つばき ちんざん、享和元年6月4日（1801年7月14日） - 嘉永7年7月13日（1854年8月6日））は、江戸時代後期の日本の文人画家。江戸小石川天神に生まれる。主に花鳥画、人物画を得意とした。
名は弼（たすく）。号は椿山の他に、琢華堂（たくげどう）、休庵、四休庵（しきゅうあん）、春松軒、碧蔭山房（へきいんさんぼう）、羅渓、琢華道人（たくかどうじん）。
旗本槍組同心 椿嘉左衛門定重の末子として江戸に生まれる。長じて世襲制であった槍組同心となり、兵学・槍術・馬術などの武術を習得した。
同心勤務をしながら、微禄を補うために画を志した。
師 崋山の作風をよく受け継ぎながらもその作風は柔軟な筆遣いと温和な彩色に特質がみられる。花鳥画・虫獣画・人物画に名品が多い。また俳諧・煎茶にも通じ、笙の名手としても知られる。
享年54。東京都新宿区の円福寺、港区青山霊園に墓と碑がある。
代表作の「渡辺崋山像」は華山45歳のスケッチを元に、没後3年目に画稿を描き、13回忌にあたる嘉永6年10月にようやく完成した。華山伝授の洋画の陰影法に加え、闊達な線描、淡雅な彩色を融合して、肖像画の心象表現（写意）に新味を加えた傑作とされる。

ご覧いただきありがとうございました。